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Meister

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06年08月23日号
meister

【マイスター】専門家、大家のこと。”その道”で成功をおさめ、活躍中の人をルーキーでは勝手に「マイスター」と呼ばせてもらって、彼らがそこまでに至った道のりやエピソード、その職業へ就く方法などを語ってもらいました!!

人がやっていないことにチャレンジ!!
ケーキや食品の分野にとらわれず様々な分野へ挑戦していきたいです

中城仁さん中城仁さん中城仁さん

デザート製造・卸販売
(有)サポートフーズ代表取締役
中城仁さん

●プロフィール
なかじょうひとし。
1964年7月生れ、那覇市出身。真和志高校卒業。
東京池袋のレストランで2年、県内の漬物会社で営業職を3年、県内の業務用包装資材の商社で7年働く。
1993年、独立起業。健康食品の取扱いを開始。その仕事と並行して、ケーキ製造会社の経営にも携わる。
2002年、ケーキ製造卸のサポートフーズを設立。

健康食品(DHA)の販売からスタートして、ケーキ製造、梅干味さきいかの開発製造、さらに薔薇ジュースの輸入販売、高級ドレッシングの企画開発など、幅広い分野で活躍している中城さん。
 「良い食材や、安全な食品をどんどん世の中に出していきたい。コミュニケーションのとれるメンバーがあちこちにいて、情報を共有しながらビジネスを展開していければ最高です」と抱負を語ってくれました。

入院をきっかけに独立起業
 24年前の東京・池袋。ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」で街が注目を浴びるはるか昔。
 高校を卒業した中城さんは、生まれてはじめて都会の空気を吸った。就職活動をしていなかった中城さんは、卒業から2ヶ月ほどして、友人に呼ばれて東京で働くことになった。
 当時の池袋は、垢抜けない雑多な繁華街というイメージだった。北口の歓楽街中央にある、東京では有名なロサ会館内の、セントラルパークという大型レストランが中城さんの職場だった。満席で880名を収容する巨大な店で、ホールを5~6名、厨房を11名で運営していた。皿洗いから始めて、サラダ作り、ピザの仕込みなど、毎日が戦争のような忙しさだった。
 池袋で2年ほど働いた頃、母親が体調を崩したため帰沖することになった。沖縄へ帰ると、東京に本社がある漬物会社の沖縄営業所で働き始めた。3年ほどでその会社がなくなると、次は県内で業務用包装資材などを扱う商社へ入社した。そこで7年ほど働き、倉庫管理から商品管理、総務、営業などあらゆる部署を経験した。県内主要地域に支店があり、各支店で勤務した。しかし、7年目に大きな転機が訪れた。辺戸岬にビーチパーティーへ行った翌日、中城さんは原因不明の高熱におそわれた。検査などで入院生活が3ヶ月続いた。結局、大事には至らなかったが、会社で中心的なポジションにいた中城さんは、入院中に仕事をどんどん引き継いでいった。すると、いざ退院して職場へ復帰したら、今度は自分のする仕事がなくなってしまっていた。「これは独立起業するしかないな…、と思いました」
健康食品の会社を起業、ケーキ製造の会社も設立
 独立志向はあったが、やりたい仕事を決めていたわけではなかった。ただ、入院中から健康に興味がわいていたので、本屋で健康食品の本をいろいろと探した。当時、DHA(ドコサヘキサエン酸)が出始めの頃で、中城さんは大阪にあるメーカーの代理店資格を取得した。
 preventbetterthancure(予防は治療にまさる)という英語のことわざの頭文字から、社名をPBCコーポレーションと命名した。それが13年前のことだった。
 新聞に広告を出すと、売上はあがった。やがてメーカーから、DHAの粉末を開発して、大阪では牛乳に混ぜて商品化しているという情報が入った。さっそく県内の大手牛乳会社へ、全くつてもなしで飛び込み営業をかけた。すると牛乳会社も乗り気になり、数ヶ月してDHA牛乳として商品化された。今度は大手製パン会社へ持ち込んだ。そして、DHA入りパンとして商品化された。
 「自分が関わった商品が店頭に並ぶ充実感を知りました。企画開発をして商品を世の中に出し、その商品が高く評価される。そのことがビジネスとしてやみつきになってしまいました」
 やがて知人の紹介で、あるケーキ会社の役員を兼務することになった。しかし、経営上の様々な問題から、中城さんはその会社から手を引いた。中城さんが石垣島から呼んだケーキ職人が2人働いていたため、彼らの生活を守らなければいけないと思った。大手居酒屋、飲食店チェーン、ホテルのランチバイキング、老人ホームなど、業務用ケーキの需要は多かった。中城さんは自営で健康食品の仕事をしながら、並行してケーキ職人と3名で業務用ケーキ製造の会社を立ち上げた。それが4年前。
 順調に業績を伸ばし、今ではスタッフ11名。大手飲食店チェーンなどへ直接納入しているほか、問屋を通して様々なルートで商品が流通している。
人とのコミュニケーションが仕事を生む
 「93年に独立起業して、最初の10年間は人脈作りをしようと思いました。というのもDHAを販売して、購入されたおばあちゃんから『あなたのDHAを飲むようになって目が良くなった』『体調が良くなった、ありがとう』などのお言葉を頂くようになりました。良い商品を開発してお客様に喜んで頂くのは、人とのつながりだと思います。そして、人とのコミュニケーションが仕事を生むと思いました」
 中城さんに仕事を探す人たちへのメッセージを聞いた。
 「自分もそうですが、18〜19歳の頃に思い描いていた社会は理屈でしか分かりませんでした。そこへ飛び込むと、いろいろな壁が出てくると思います。壁を乗り越えるのも、いいことをどんどんしていくのも、基本は人脈だと思います。つねに人とのコミュニケーションを大切にして、ひとりでも多く信頼できる人を作ること。これが多いにこしたことはありません。それが、ふだんからの自分の気持ちや、人に対する思いやりに結びついていくと思います」
 様々な人脈から、中城さんのビジネスは広がり続ける。最近では健康食品やケーキなどの分野を越え、梅干味さきいかを商品化して、珍味業界にも参入し始めている。中城さんの人間的な成長とともに、会社の業績もどんどん拡大し続ける。

中城さんの
プライベートライフ

◎ウインドウ・ショッピング

今どんなものが売れているか、パッケージがどんなふうになっているか、様々なものを観察する。海外でも夜市などへ行って、どんなものが売れているか、どんなものを食べているかなど情報収集している。

◎バー

社長業はストレスがたまるので、リラックスするためひとりでバーへ足を運ぶ。ジャズやソウルなど静かな曲を聴けるバーが好き。よく行く店は壷川のバー。

◎バラ・ジュース

ブルガリア産ダマスクローズを使用した、美肌効果のあるジュース。薔薇の香りでリフレッシュできるので、最近のお気に入り。
なるにはGUIDE
 好きこそものの上手なれですから、洋菓子製造であれば洋菓子が好きであることが基本でしょう。あとは、いろいろなところにアンテナを張り巡らして、いろいろなものに興味を持つこと。それが皆さんの仕事に生かされると思います。

(有)サポートフーズ

(有)サポートフーズ

●住所
浦添市勢理客2-33-10 コーポ栄102
●TEL
098-874-0505
※販売店・代理店募集

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