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07年2月28日号
meister

【マイスター】
専門家、大家のこと。”その道”で成功をおさめ、活躍中の人をルーキーでは勝手に「マイスター」と呼ばせてもらって、彼らがそこまでに至った道のりやエピソード、その職業へ就く方法などを語ってもらいました!!

誰よりも自由になれる未来を求め 今を精一杯輝き続けることで
ひとつひとつ夢を実現していく

米嵩麻美さん

よねたけまみさん
米嵩麻美さん

●プロフィール
1980年6月生まれ、沖縄市出身。
双子座、B型。コザ高校卒業。
1998年 琉球舞踊新人賞を受賞。
2005年 デビューアルバム「MAMiX」リリース。
2006年 2nd.アルバム「MAMiX-U」リリース。
2007年 島唄カバーアルバム「MAMiX-OKINAWA」
     リリース。
4月30日、3rd.アルバム「MAMiX-V」リリースが決定。

「人との出会いが、道を切り拓いていく」。
  琉球舞踊とダンスをミックスさせた独自のスタイル。そして、アジアンテイストとR&Bテイストを織り交ぜた「アジアンR&B」で聴く人を魅了する米嵩麻美さん。彼女のサードアルバムは、沖縄を代表するアーティストの日出克さんが全面プロデュースをして、きたる4月30日に発売される。

奇跡をおこした
満員のデビューライブ
 今から2年前、麻美さんは自主制作ではじめてのアルバムをレコーディングしていた。アルバム制作をバックアップしている尊敬する先輩ミュージシャンが麻美さんに聞いた。
「このCDを出すのは趣味なの、それとも仕事にしたいの?」
  麻美さんは「もちろん仕事にしたいですよ」と答えた。
「仕事だったら、普通CD発売と同時にライブするよね」と先輩。
「あっ、そうか! 会場、どこがいいでしょう?」
「一回目はドカンと大きくやったほうがいいよ」
  麻美さんは、翌日さっそく市民会館に電話をかけ、スケジュールのあいていたパレット市民劇場の予約をとった。
「会場、キープできましたよ」と話すと「あそこのキャパは500名だよ…、どうやって集めるの?」とみんなに驚かれた。
  麻美さんは中学校時代からの友達を一軒一軒リストアップして、みずから手売りでチケットを売っていった。友達の働く店にお願いして、フライヤーを貼ってもらった。公演前の1ヶ月間、集中して動いて500枚のチケットを完売することができた。
  そして2005年1月22日。シンガーソングライター・米嵩麻美がデビューした。パレット市民劇場のステージから、天まで届くであろう歌声と天性の歌唱力が、聴く人を魅了して麻美さんの世界へ連れていった。はじめてのステージをみずから企画演出して、CD発売記念コンサートは大成功をおさめた。このコンサートを皮切りに、NHKでのライブ中継、わしたショップ各店でのライブ、県内の主要な祭りへの出演、リゾートホテルでのステージなど、快進撃を続けた。
  コンサートを大々的に開催したのは正解だった。アドバイスを与えてくれたのは、沖縄を代表するミュージシャン・日出克さんだった。
本当にやりたい仕事を探し求めて
 沖縄市美里で生まれ育った麻美さんは、幼稚園の頃から琉球舞踊を習い始めた。そして高校時代にアクターズschoolで洗練されたダンスを身につける。やがて、それらを融合して独自のスタイルを生み出した。高校を出た麻美さんは、一度は外の世界へ出てみたくなり、東京へ行きたいと母に相談した。
「東京へ行くなら、今までやってきた琉球舞踊を形に残しなさい。そうすれば東京へ行ってもいい」と言われた。それで、琉球舞踊新人賞を獲った。麻美さんが18歳の時だった。
  東京・銀座のレストラン。上京した麻美さんはウエイトレスとして働きながら、自分の本当の仕事は何かを探し始めた。しかし…都会の生活は肌に合わなかった。何よりも沖縄が恋しかった。1年間の東京生活を終えると、島へ戻ることにした。
  琉球村の劇団で琉球舞踊を踊ったり、コミュニティーFMのパーソナリティをつとめたりしながら、本当にやりたい仕事を探し続けた。やがて、政経財界のパーティーレセプタントの仕事を始めると、時給も良いし月日とともに仕事に慣れ「これが天職かな…」と思い始めた。麻美さんは23歳になっていた。
  自分が本当にやりたい仕事は何か。まだ見つかっていなかった。一度リセットしようと、三重県へ一年間赴任し、料亭の座敷で琉球舞踊を披露する仕事についた。ある日、常連のお客様の前で歌を披露する機会があった。そのお客様は純粋に「君は歌の道へ進んだほうがいい」とアドバイスしてくれた。
  期間を終えて沖縄へ帰ると、とにかく音楽に近づける仕事をしようと決めた。
  コネも何もなく、とにかく音楽のそばへと、島唄ライブハウスでウエイトレスを始めた。皿洗いもしながら、店の音響担当者にお願いしてデモテープを録音してもらった。
  それがきっかけとなり、沖縄電力の光ファイバーOTNET光フル「ルンバ・ルンバ」のCMソングを歌うことになった。さらに、ロワジールホテルの夏のプールサイドで歌うオーディションに合格。観光客を前にしていると、三線も披露してみたくなり、島唄ライブハウスの先生に三線を習いにいくようになった。先生と仲良くなって「自分のCDを出したいけれど、どうしたらいいのですか」と相談した。すると、先生が日出克さんと知り合いで、日出克さんの事務所へ連れていってくれた。生まれてはじめて第一線で活躍するプロのミュージシャンと出会った。
  それが、3年前のことだった。
行動を起こすことで見えてくるもの
「石の上にも3年と言いますが、歌の世界は3年たつと次の世代に変わってしまいます。ですから、どんどん新しいことに挑戦していかないといけません。作品を出すことは必然で、ひとつひとつの作品に1年間の歴史が詰まっています。自分は最初に出会った先輩が日出克さんで、『詩や曲も普通に簡単に作れるよ』と、入りやすい雰囲気を作ってもらえました。詩は小学生の頃から走り書きで書いていました。内地で働いている時も、心が苦しくなった時に詩を書きました。曲を作ったことはありませんでしたが、三線の先生からハミングで作ってもいいのだよと教えられました。そうやってひとつひとつ詩と曲ができあがりました。
  自分の経験からですが、夢に近づくことは誰にでもできることで、行動を起こすか起こさないかにつきると思います。自分もそうですが、特別な技術を皆が持っているわけではありません。やりたいことがある人はとことんやってみてください。そうしたら、最終的には自由が見えてくると思います。やりたいことが分からない時は、今やっていることに全力投球してみてください。中途半端なままで適当にやっていると、絶対に見つからないと思います。やりたいことが見つからない時は、今は充電期間と思って、目の前の仕事に全力投球するのもひとつの方法でしょう」
  きたる4月30日(月)祝日。麻美さんが生まれ育った沖縄市にあるコリンザのあしびなーで、サードアルバム発売記念コンサートが開催される。
  誰よりも自由になれる未来に向けて、麻美さんの挑戦は続いていく。

プライベートライフ

◎ネイルアート

  ステージできれいに目立つので、自分でデザインして描いている。ネイルに集中することで、作詞作曲でいっぱいになった頭をリセットできる。

◎ドライブ

 頭がパンクしそうになった時は、とにかくドライブ。糸満から恩納村まで往復も平気なぐらい大のドライブ好き。

◎スープ作り

   寒い季節には、材料を入れるだけで簡単にできるスープをよく作る。白だしに梅干やレモンで酸味をきかせると、疲れをとるのにもグッド。
なるにはGUIDE
「アルバイトでもなんでもよいので、今やっていることに全力投球してください。あとは行動を起こすか起こさないかに尽きると思います」

米嵩麻美さん

Imformation

3月21日(水・祝)春分の日 18:00〜
サムシング・フォー西崎 春の楽観祭
お問合せ 098-992-0808

4月30日(月・祝) 19:00〜
MAMiXV 発売記念コンサート
沖縄市民劇場あしびなー
(コリンザ3F)
前売り2,000円 当日2,500円
お問合せ 0ffice MAMi 098-937-5656
www.yonetakemami.com


米嵩麻美さん

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