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| 07年5月19日号 | |||||||||||||
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──言葉の壁を越えた 世界に通用する | |||||||||||||
| インストルメント・バンド 太陽風 オーケストラ | |
![]() | たいようふうおーけすとら。 1994年結成。 Bass:上間勝吉 Keyboards:松元靖 太鼓:仲宗根達也 太鼓Drums:伊波厚 太鼓Percussion:宮良和明 Guitar:伊集タツヤ |
太陽風オーケストラは、6名編成のうち3名が太鼓・ドラム・パーカッションの打楽器を担当する、世界的にも稀有な編成のバンドだ。ライブのステージ中央には地平線から昇る朝陽を思わせる大太鼓がセットされる。地鳴りするような太鼓とドラムとパーカッションとの鼓動に合わせ、シンセサイザーとギターとベースがドラマチックに絡み合う。言葉の壁を越え、世界中のどこにもない、太陽風オーケストラだけの音楽ワールドを生みだしている。 |
和太鼓を中心に実力派ミュージシャンが集結太陽風オーケストラは13年前の1994年に結成された。 ステージ中央に仁王立ちし、鬼神のように太鼓を叩く仲宗根さんは、コザ出身でゲート通りのライブハウスの専属ドラマーとして活躍していた。仲宗根さんは日本を代表する和太鼓奏者の演奏を見てカルチャーショックを受けた。すぐに和太鼓を叩き始め、現在のメンバーと太鼓を叩く機会があり、太鼓とシンセサイザーで作る音楽に興味をもった。最初のメンバーは、太鼓とシンセサイザーだけ。結成当初、ドラムやベースやギターを入れるという発想はなかった。バンドがどんなふうになっていくか手探りの状態だった。 作品を作る前に、普通のバンドは有名アーティストのヒット曲をコピーする。しかし、太鼓とシンセサイザーだけのメンバーで最初からコピーするつもりもなく、オリジナル曲を作り始めた。曲を作るうち、あの音がほしい、この音もほしいとなってきた。太鼓を担当する3名のうち、伊波さんは沖縄ロック界で有名なドラマーだ。それで伊波さんがドラムを叩き始めた。もうひとりの太鼓奏者・宮良さんは、フュージョンバンドのリーダーとして2枚のアルバムをリリースしているパーカッショニストだ。宮良さんがパーカッションを叩き始めた。ドラムが入るとベースも欲しくなり、ベースプレイヤーとして、ジョニー吉長ら著名ミュージシャンとも活動し、沖縄ロック界を牽引する立場にあるベーシスト・上間勝吉さんが参加することになった。 キーボードを担当するのは、沖縄ジャズ界の大御所・仲本政國氏に師事し、スピルバーグ映画へ出演したマリア・ハウエルのバックバンドメンバーとしても活躍する、沖縄ジャズ界期待の若手ピアニスト・松元靖だ。 1999年、打楽器3名にベースとキーボードという5名編成で太陽風オーケストラはデビューした。 敏腕ギタリスト 伊集タツヤが新加入 ファーストアルバム「太陽風」では、東京でセッション・ギタリスト、プロデューサー、アレンジャー、コンポーザーなど活躍する西畑勝さんをプロデューサーとして迎えた。アルバムのうち3曲で西畑さんがギターを弾いている。 松元さん(key)の理想もあり、ギタリストをメンバーに欲しくなった。県内の若手で活躍する実力派ギタリスト・伊集タツヤさんに白羽の矢が立った。 そして、伊集さん(g)が加わり、6名編成となった太陽風オーケストラは、セカンドアルバムへ向けて、弦楽器が入った新しいスタイルでの曲作りをスタートさせた。 結成からこの間、彼らは独自のスタイルを注目され、月桂冠「融米冷酒」テレビコマーシャルへの出演や、東京の有名ホールでのコンサート、そして2000年にはインドネシアでの「ジャパンウィーク2000」に出演して、初の海外公演を行うなど、めざましい活躍を続けた。 「世界に通用する新しい沖縄(地球)音楽」をモットーに、今まで誰も造り出したことのない彼らの新世代ミュージックは、言葉の壁を越え、さまざまな世代の人たちに受け入れられていった。 そして2003年、伊集さん(g)が加入して6名編成となった太陽風オーケストラの2枚目のアルバム「NEXT DIMENSION」が発売された。 さらなる進化を続ける 沖縄発地球音楽パイプライン通りを北上し、浦添市伊祖の急な下り坂をおりて、宜野湾市に入ったすぐのところ。動物団地近くにある、昨年できたばかりの白い二階建ての新しい音楽スタジオが彼らの活動拠点だ。 メンバーの伊波さん(太鼓&ds)が、スタジオの経営をしている。 練習は週2回、1回4時間。作曲は各メンバーがおもにパソコンなどで作った曲を持ち寄る。しかし、パソコンの中で作った音は、実際にナマで演奏すると全然違ってくる。音を出していくうち、各メンバーのグルーブや抑揚が出て、どんどん変わっていく。生身の人間が演奏することで、デジタルデータだったメロディに、命が入って生き物になっていく。 メンバーみんながつねに新しいサウンドを追求し、自身が一番見たいバンドは太陽風オーケストラだと語るほど、つねに自分たちでも予測できない世界へ進化し続ける。 ライブには幼児から年配の方、時には妊婦まで、幅広いファンが足を運ぶ。はじめて聴いた人が「なにか懐かしいような気がする…」と感想を語る。 太陽風オーケストラの象徴でもある巨大な和太鼓を叩く仲宗根さんが、彼らの音楽の極上の楽しみ方を教えてくれた。 「和太鼓の波動はCDの周波数帯域では完全に再生しきれません。空気というか振動みたいなドーンと響いてくるものがあります。ぜひライブに来て、観る聴くだけでなく体感してください」 年内発売へ向けてサードアルバムのレコーディングが進行中である太陽風オーケストラ。年内にライブが3つほど予定されている。スケジュールが確定次第、お伝えしていこうと思う。 | ![]() 「20代は勢い、30代は実力面での成長を、40代は技術だけでなく感性が問われます。それと個々の人間としてのオリジナリティ。生き残っている人は、その人のカラーというか存在感というか、ブランド化されたものを持っていると思います。あとはタイミングを生かすことで、『今だ』というチャンスをのがさないことが大切でしょう」(太鼓の仲宗根さん談) Imformation セカンドアルバム ファーストアルバム オフィス太陽風 |


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