うるま市にある具志川メイクマンから沖縄市の照屋方面へ向けて約300m。信号のある交差点の左角にファミリーマートがある。その隣りが環梨衣さんの働くハーブ・薬草温浴とエステ・岩盤浴の「石の恵み」だ。やわらかなクリームイエローの外壁の上に、オレンジ色の看板が広がる平屋建ての建物だ。店のすぐ前が10台分の駐車スペースになっている。見通しの良い明るく開放的なドアを開けると、清潔感に満ちた空気に包まれる。
環梨衣さんは、朝8時から夜11時(最終受付)年中無休の営業を、スタッフとともに切り盛りしている。
「石の恵み」は、健康・美容・ダイエット・疲労回復を最大のテーマに、男女とも心からリラックスできるくつろぎ空間を心がけている。衛生管理を徹底して行い、EM除菌で室内の空気も管理する。清潔感に満ちた、湿気の匂いがしない心地良い空間だ。ヒーリング・ミュージックが静かに流れる。

環梨衣さんは事務所で経理と企画の仕事をこなしながら、来店客の注文に応じてエステティシャンとしての仕事もしている。
柔らかな陽射しがさし込む、明るく清潔感に満ちたエステコーナーでは、琉球粘土を使った泥パックや環梨衣さん独自のリンパ・整体マッサージが行われている。
夏エステのコースでは、強い紫外線を浴びてダメージを受けた身体と肌を、岩盤浴で汗を出してすっきりしたあと、美顔マッサージとパックと保湿ジェルで優しく癒してくれる。
環梨衣さんは若い頃から仕事のかたわら、エステの世界に興味が芽生え、那覇にある老舗のエステティックサロンへ通った。客として通ううち、そのサロンの講習会などで勉強を始め、店の手伝いをするようになった。自然との共生で、人間を内面から美しくする考えの強いサロンだった。環梨衣さんは、エステの世界に強く魅かれていった。仕事をしながら、エステの勉強を続けた。
2006年3月、岩盤浴場「石の恵み」がオープン。いち早くハーブと薬草を取り入れ、許認可制であるハーブ・薬草温浴を始めた。公衆浴場としての届出が必要なことから、温浴槽の設備がある岩盤浴場はあまりない。
ハーブが2種類と、沖縄の豊かな自然の中で育った薬草が5〜6種類、さらに南米産の薬草が2種類ブレンドされた温浴槽に身体を横たえる。浴槽の中で身体は水圧を受け、血液やリンパの流れが良くなっていく。足の疲れやむくみが取れるのは、下半身の血流の悪さが水圧の力で改善されるからだ。腰痛や関節痛と痛みを早くやわらげたい人には、特にオススメだ。
店のオーナーは30年近く中国整体やツボを勉強している。中国整体の経絡の線をなぞってリンパの流れを押すリンパマッサージを、エステの手法と融合させて環梨衣さん独自のリンパ・整体マッサージが行われている。
「エステティシャンとしてより良いサービスをお客様にご提供できるよう心がけています。仕事や生活環境の中で、自分自身に目を向けられる時間や、息抜きできる時間を持つことは素晴らしいことです。本土よりも自然環境の豊かな沖縄ですが、情報社会の中で今の沖縄の人は情報に振り回され過ぎて、目の前の自然が見えなくなっています。

それと、沖縄は暑いので冷たいものを飲んだり食べたり、クーラーにずっとあたったりして、冷えに悩んでいる人も実は多くいます。身体を温めて改善することで、どんどん健康的な身体になっていくと思います」
真の美しさは身体の内面から導き出されていく。心と身体を健康にしながら、極上のリラックス空間を、環梨衣さんとスタッフ達は、それを求める人たちに提供し続けている。