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07年11月17日号
meister

【マイスター】
専門家、大家のこと。”その道”で成功をおさめ、活躍中の人をルーキーでは勝手に「マイスター」と呼ばせてもらって、彼らがそこまでに至った道のりやエピソード、その職業へ就く方法などを語ってもらいました!!

──港、本牧・横浜から 中華街で鍛えた秘伝のタレに
    たっぷりじっくり漬け込んだ 揚げ豚・揚げ鶏・揚げワンタンが
                                  沖縄初上陸!──

橋本忠和さん

揚屋・竜田揚本舗 オーナー
橋本忠和さん

PROFILE

はしもとただかず。
1966年生まれ、神奈川県横浜市出身。
トヨタ部品神奈川共販で1年半勤務。
外資系の大手嗜好品メーカーへ転職し、20年働く。
2007年、独立起業してアクオ株式会社を設立。
2007年10月、那覇市松山に揚屋をオープン。

 横浜中華街で腕を磨いた橋本さんが、松山に揚げ豚の店をオープンした。サラリーマン時代から独立起業を志し、夜は中華街のダイニングでシェフとして働いた。その店のすぐ隣りに現在ブレイクしているメジャーシンガーが住んでいた。橋本さんの作ったオムライスを、当時高校生だった彼女がよく食べに来て、テレビの情報番組で紹介されたこともある。

揚げ豚・揚げ鶏・揚げワンタン
 58号・松山交差点。
  歩道橋すぐ横の松山側に、シルバーのステンレス張りでメタリックな外装の竜田揚本舗「揚屋(あげや)」がオープンした。そば屋の店先を借りた固定式の屋台風店舗だ。
  間口が2mで奥行き3m、すぐ横にテーブル1台のイートインのスペースがある。ぴかぴかの厨房には、清潔なフライヤーが置かれている。
  メニューは3種で、揚げ豚と揚げ鶏と揚げワンタンだ。
  厳選した県内産の豚肩ロース肉を、秘伝のタレにじっくり24時間以上漬け込んでいる。醤油とニンニクの味と香りがしみ込んだ柔らかな肉の食感が魅力だ。
  鶏肉も橋本さんが特に選び抜いた県内産の鶏モモ肉だ。ジューシーな鶏肉の旨味を、高温で瞬時に揚げて、竜田揚げの中に封じ込めている。
  そして、揚げワンタンも県内産の豚肉を使用。横浜中華街でも珍しい、パリパリした新感覚の食感がウリだ。
  これら国内産にこだわったメニューには、安全で美味しいものを食べて欲しいという橋本さんの熱い願いが込められている。揚屋・竜田揚本舗 松山店
  橋本さんは、20年勤めた外資系の会社を今年3月に退職。6月にアクオ株式会社を起業した。
  アクオは「起点、分岐点、〜から」という意味だ。サラリーマンから独立起業し、これから第2の人生で変わっていくという、橋本さんの想いから社名が付けられた。
  橋本さんは揚屋の経営と並行して、サラリーマン時代の経験を活かした広告代理店業務も行っている。
  沖縄と横浜を頻繁に往復し、橋本さんは新しいステージで精力的に動き始めている。
横浜中華街のダイニングで腕を磨く
 港。本牧・横浜。
  映画やテレビの舞台として登場することが多いお洒落な街で、橋本さんは三人兄弟の次男として生まれ育った。
  本格的に料理を覚え始めたのは、高校3年生の時だ。アルバイト先の洋食屋でプロの料理を学んだ。自らの舌で味を確かめながら技術を培っていった。洋食のあとは中華に目覚め、色々な中華料理を作っては、友達を家に呼んで食べさせていた。次にイタリアンの勉強を始め、ある程度作れるようになった頃、横浜中華街のダイニングで「シェフとして働かないか」と声がかかった。
  橋本さんは社会に出てから、自動車メーカーの系列会社で1年半働いた。それから、外資系の嗜好品メーカーに転職した。そこで小売店回りのルートセールスから、法人営業や大手チェーンの販売促進を担当。昼は会社員として働き、アフター5を利用して料理の勉強を続けていた。
  シェフを探していたのは、中華街にある知人が経営するバーだった。フードを充実させたダイニング形式に改装するため、橋本さんに声がかかった。
  橋本さんはその話に乗った。午後6時から7時に会社での仕事が終わると、8時に店へ入り、夜中1時までシェフとして働いた。大好きな料理の世界で、将来自分の店を持つという夢があったので、とても楽しかった。
  現在ブレイクしているメジャーシンガーがその店の隣りに住んでいて、学校帰りによくオムライスを食べに来た。テレビで彼女が好きな食べ物として、橋本さんの作ったオムライスが紹介された。席数が60席前後のダイニングで、橋本さんはひとりで厨房を切り盛りできるようになっていた。
それぞれの道 将来への青写真
揚屋・竜田揚本舗 松山店 やがて、中華街の店を買い取って自分で経営しようと考えたが、条件が折り合わなかった。
  会社の仕事で5年前から、年に1〜2回は沖縄に来ていた。本土に比較すると、沖縄は店を立ち上げるための出店コストが安い。橋本さんは沖縄での新規出店を決めた。
  橋本さんが20年以上かけて作り上げた、横浜中華街・秘伝のたれは醤油ベースだ。化学調味料を使わず、基本は醤油とニンニクで味付けしている。そのタレに24時間以上漬け込んだ肉を、注文の都度揚げている。
  営業時間は夜8時から翌3時までで、週末は翌4時まで営業している。
  橋本さんの計画は、揚屋を松山で成功させ、国際通りや新都心など沖縄で3〜4店舗展開することだ。そして、沖縄で成功させたノウハウをもとに、将来的には東京へ進出したいと考えている。
  橋本さんの沖縄での起業は、始まったばかりだ。メディアへのPRや、周辺のスナックへの出前など、地道な営業活動を続けながら、橋本さんの挑戦がスタートしている。
  揚屋の場所は松山交差点のすぐ横。夜型社会の沖縄で、揚屋には深夜まで灯りがともる。橋本さんと揚屋の今後を期待したい。
このお仕事を目指す人たちへ
「料理を作るのが好きであること。自分で作って味を確かめながら、料理の技術を修得しましょう。」

Imformation

揚屋・竜田揚本舗 松山店

那覇市松山1-4-12 高田産業ビル1F
098-866-6363
20:00〜翌3:00(週末は4:00まで)
定休日:日曜・祭日

揚屋・竜田揚本舗 松山店地図
揚屋・竜田揚本舗 松山店

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