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08年01月19日号
meister

【マイスター】
専門家、大家のこと。”その道”で成功をおさめ、活躍中の人をルーキーでは勝手に「マイスター」と呼ばせてもらって、彼らがそこまでに至った道のりやエピソード、その職業へ就く方法などを語ってもらいました!!

──健康は血液から 血液をきれいにして血流を改善
      ひとりひとりのお客様へ症状に合ったお薬をセレクトします──

親泊康行さん

薬店オーナー
親泊康行さん

PROFILE

おやどまり やすゆき
1960年生まれ。那覇市出身。札幌大学経営学部卒業。松山問屋街にある呉服店で約2年働いたあと、家業の薬店を継ぐ。業界各種団体のまとめ役としても尽力し、薬種商協会の副会長や、沖縄自然薬研究会の沖縄部会長をつとめている。

  国際通り、朝9時。三越横のK2ビル。
  親泊さんが経営する、南陽薬品のシャッターが開く。南陽薬品は、親泊さんが夫婦ふたり、年中無休で営業している街のお薬屋さんだ。先代から数えると、復帰前の昭和44年から39年間にわたり営業を続けている。
  親泊さんが店を継いでからは、今年で21年目。営業時間は朝9時から夜10時までだ。
  国際通りで年中無休の店を、夫婦ふたりで元気に切り盛りし続けている。

毎日の健康を支える 血液と血流

「健康は血液から」。
  人間は食べた物が消化されると、腸から栄養やエネルギーのもとが吸収されて、血液に入る。そして、栄養分や酸素が血液にのって、それぞれの細胞に運ばれていく。
「たとえて言うなら、血管が道路で、血液は車です。それにのっているのが、酸素や栄養や糖分で、それぞれが目的の細胞に栄養分を届けています。車だと、道がでこぼこであったり、どこかで崖崩れをしていたら、通れなくなります。また、いくら道がきちんとしていても、車がメンテナンスをしていなくては、途中でエンストして止まってしまいます。それとまったく同じで、血管と血液をきちんとしておかないと、体のどこかにひずみが出て、病気になります。
  それらをしっかり支えているのが、毎日の食事です。食べ物を消化・吸収する消化器を、きちんとしておくことが大切です。いくら血液をきれいにしても、毎日の食事がいい加減だと血液が良くなりません。
  うちの店のコンセプトは、食べ物をきちんとして、血液の流れをきれいにする。シンプルですがこの二つが大切だと考えています」
  親泊さんの店は、オープンスタイルの気さくで開放的なつくりだ。店の中央にはまるい木のテーブルが置かれ、通りがかりの人が気軽に健康相談へ訪れる。店頭には、年輩の方が休憩するのに便利な木のベンチも置かれ、街のゆんたくスポットとしても愛されている。

南陽薬品
ひとりひとりのお客様と 親身になって相談

 親泊さんは那覇市で生まれた。
  沖縄から遠く離れた世界を見たくて、北海道の大学に進学した。卒業すると帰沖して、松山の問屋街にある呉服店で働いた。しかし、国際通りで薬店を経営する父が体を壊し、店を続けることが困難になった。
「長年続けた商売で信用を得て、それを閉めるのはどうかと…。家業があったからこそ、自分は大学を出ることができました。それで自分で考えて店を継ぐことを決めました」
  薬を販売するには専門の資格が必要だ。そのひとつが薬種商という資格で、都道府県知事が行う試験を受け、合格すると営業許可がもらえる。都道府県ごとに審査が異なり、沖縄は全国の中でも資格の取得が難しい地域だ。親泊さんは、店の仕事をしながら、年1回行われる試験の勉強を始めた。薬の成分から副作用、化学や計算式など、さらに町の薬店では販売できない病院の薬まで、薬事法に関わる法律と薬理と局方など、薬に関わるすべての分野を勉強した。店頭でお客様の生の声を聞きながら、薬の勉強を続けた。
「日々勉強が自分たちの仕事だと感じました。平成元年から勉強を始め、平成9年に薬種商の試験に合格しました」
  医薬品の販売方法は、時代によって変わっていく。しかし、大切なのはお客様と相談して、ひとりひとりの症状に合った薬をセレクトしていくことだ。この基本は、昔から続くことで変わりはない。

街の健康相談スポットとして 愛され続けて

「いかに正確な情報をお客様にご提供できるか。日常の生活にしても、食べ物にしても、マスコミや健康番組で100%の情報が伝えきれていません。本当の生きた情報を伝えるのが、自分たちの役割だと思っています」
  大型店の出店ラッシュで、ディスカウントのドラッグストアでは、大量生産の薬が価格勝負で販売される。しかし、消費者が自分で判断しないといけないために、誤った情報を持っていると、良いと思って使ったものが、体を悪くする原因になることもある。
「自分たちは、かゆいところに手が届くような商売を心がけています」
  親泊さんが店を継いでから21年目。
「薬の効き方には個人差があり、人によって同じ薬でも、効き方の違いが出てきます。それは、その人の治そうという力の差によるものです。病気になるのも病気を治すのも、基本的には本人の体です。ですから、うちでは、病気を治す体作りのお手伝いが大切だと考えています。
  国際通りのバス停そばにある街の薬屋として、ちょっと時間の余裕があったら、座ってお茶を飲みながら、相談していける店でありたいと思っています」
  病気になってから治すのではなく、病気にならない体作り。
  予防医学の時代の今、親泊さんが経営する南陽薬品のような、気軽に相談できる地域密着型のお薬屋さんは、ますます存在感を増していく。

このお仕事を目指す人たちへ
「今年4月からの新制度で、薬の販売方法が変わります。薬を売るには薬剤師か登録販売者の資格が必要です。薬剤師になるには、薬学部へ行って国家試験を受けます。登録販売者になるには、薬局薬店で1年以上の実務経験を積み、試験を受けます」

Imformation

南陽薬品

南陽薬品

血圧測定(無料)
基礎代謝・体脂肪測定(200円)
血流の測定(100円)
血液細胞分析(1,000円)

予約なしでお気軽にどうぞ!

住/那覇市牧志2-3-1 K2ビル1階
п^098-862-1942
営/9:00〜22:00
休/年中無休


南陽薬品

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