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08年04月26日号
meister

【マイスター】
専門家、大家のこと。”その道”で成功をおさめ、活躍中の人をルーキーでは勝手に「マイスター」と呼ばせてもらって、彼らがそこまでに至った道のりやエピソード、その職業へ就く方法などを語ってもらいました!!

──暑い夏にクールでシャキッと爽やか、ビックアイス
    青い空と、白い雲と、広がる海を見ながら、アイスクリンをどうぞ──

上間光秀さん

ビックアイス・オーナー
及び建築業経営
上間光秀さん

PROFILE

1954年生まれ、今帰仁村出身。北山高校卒業後、東京の建築専門学校へ進学。帰沖して、建築業やアイスクリンの販売、タクシー運転手など、様々な仕事をかけもちする。29歳でビックアイスの製造販売権を買い取って独立。アイスクリンの製造販売と建築業を経営しながら、現在に至る。

沖縄の暑い季節がやってきた。
  照りつける太陽に、道ばたで青と白のパラソルが映える。30年以上の歴史を持つビックアイスは、沖縄で誰もが知っている人気の冷し物だ。さっぱりした食感と、爽やかな口どけ。ひとつ食べたら、またひとつ食べたくなる。
  ビックアイスは、県民の県民による県民のためのアイスとして、長年愛され続けている。

保存料無添加 まごころ込めたアイスクリン

アイスクリンは、家庭の手作りに近いまごころ込めたアイスだ。大手メーカーが量産するアイスと違い、発泡剤や安定剤や防腐剤が入っていない。粘着剤も使っておらず、ほとんど無添加に近い状態だ。マイナス40度の冷凍庫の中でカチカチに冷やしたアイスクリンは、道ばたの保冷庫でマイナス30度をキープする。
「ただし、電源がないパラソルショップのため、午前中から午後2時ぐらいまでが、特に保冷状態が良くオススメです」と、上間さんは語る。その日の分をその日に売り切るので、いつもフレッシュなアイスクリンが楽しめる。
  海洋博覧会の開催以前から親しまれているビックアイスは、アイスクリームとシャーベットの中間に位置する、アイスクリンという冷し物だ。乳脂肪分のパーセンテージで、アイスクリームとアイスクリンに分類される。
上間光秀さん  週末の朝5時半。アイスクリン製造所に、スタッフが集まってくる。ワゴン車1台1台に保冷庫やパラソルを積み、6時に出発。高速を走って、7時半には南部へ到着している。各ポイントでアルバイトの学生と合流し、パラソルショップを設営していく。暑い暑い沖縄で、焼けつく陽射しと青空に映える青と白のパラソルは、道ばたに咲くドライバー達のオアシスだ。
  青と白にカラーリングされた保冷庫から、女の子がコーンにアイスクリンを盛り付けてくれる。コーンの奥までアイスクリンがたっぷり入り、味はバニラとシークヮーサーの2種類で、ダブルで200円だ。
時代のニーズに合わせて、紅芋、タンカン、田芋、グァバ、マンゴー、ハーブなど、様々な種類のアイスクリンを作ることもできる。

国頭の宜名真トンネル開通で大ブレイク

上間さんは、今帰仁村で生まれた。家業の建築業を手伝うため、東京の建築専門学校へ進学。しかし、父の会社が倒産した。すぐに帰沖して建築業やタクシー運転手など、様々な仕事をかけもちして、借金の返済を手伝った。仕事のひとつに、アイスクリンの販売があった。卸元からアイスクリンを仕入れ、建築業と並行して行った。朝、道ばたにパラソルショップを設営し、アルバイトを配置する。建築の仕事を終えた夕方に、巡回して撤収した。焼けつくように暑い沖縄で、冷たいアイスクリンは人気があった。車から降りずに買える利便性は、ドライブスルーの先駆けだった。「これはいける!」と、上間さんは思った。
  そして25年前、辺戸岬の手前に沖縄一長い宜名真トンネルが開通した。当時は大型ショッピングセンターもなく、遊びに行くのは国頭など郊外がほとんどだった。沖縄一長いトンネルを見ようと、大勢の人が国頭へ集まってきた。上間さんはアイスクリンの元締めに、国頭線で販売する権利をもらった。すると、かつてないほどの売上があがるようになった。青と白のパラソルを見て人が集まり、ショップを設営するとすぐに売り切れた。商品がすぐ無くなってしまうほどの人気だった。
「アイスクリンの製造販売権を買わないか」と、卸元のオーナーが言ってきた。若くて会社経営をしたことがない上間さんは、悩みに悩んだ。しかし、思い切って権利のすべてを買い取ることにした。
  上間さんが、29歳の時だった。

夢とともに ビックアイスは進化し続ける

 それから24年。ビックアイスは多くの人達に、愛され続けている。
  上間さんは現在、アイスクリンの次なる展開として、東シナ海を見渡す本部の高台にあるスタッフの家をスタッフとともに運営するため、自分の手で増改築している。地上4階、淡いピンク色をしたヨーロピアンな建物だ。全く新しく生まれ変わったくつろぎの空間になっている。豪華客船のデッキを模した見晴らし良いテラスから、右手に海洋博公園、正面に珊瑚礁、左手に渡久地港の町並みが見える。海の向こうに伊江島、水納島、瀬底島、そして恩納村のビーチサイドが見渡せる。うしろの山側へ振り向くと、八重岳と本部富士に嘉津宇岳と、ヤンバルの代表的な山々が連なっている。
  海が見え、島が見え、港が見え、山々が見える。夜は、町の灯りと星空がきらめき、海面に曳航の光が点滅する。沖縄の魅力、良さがすべて凝縮された、バランス良い最高のロケーションだ。沖縄風のシーサイドな庭も自分で造っている。
「この場所をアイスクリンの新しい拠点として、カフェやレストランをオープンし、手作りのこだわったアイスクリンを、ゆっくり寛いで食べて頂きたいです」と、上間さんは語る。
  将来的には、船に乗った気分で洋上結婚式のような、フルパーティーができる空間に仕上げていく計画だ。
  道ばたのパラソルショップから始まったアイスクリンは、大きな夢となって広がり続けていく。
本部町の高台に店舗オープン

このお仕事を目指す人たちへ
「売れる場所に共通する要素は、なにもなくて車が停めやすい場所です。
人間の心理として、緑があったり海が見えたり、なにげなく泊まりやすい場所が、年間を通してよく売れています」

Imformation

ビックアイス

ウイング英会話スクール

主要道路沿いにて営業
営業/土日祝日
(雨天をのぞく)

今帰仁城跡のワゴンパーラーで
全種類を販売中・手作りコーンあり
本部町の高台に店舗オープン予定

ダブル200円


ヨーロッパ風の建築、増改築も承ります。
TEL:090-1947-0419



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