PROFILE
かいえだけい。28歳、熊本県出身。
三幸学園リゾート&スポーツ専門学校のダイビング科を卒業。
本部町のダイビングショップで約1年半の経験を積み、フリーのインストラクターとなる。
その後、美ら海水族館の水槽清掃に1年間従事。
2004年から万座ビーチホテル&リゾートに勤務し、現在に至る。
しかし、オニヒトデによる食害や、 地球温暖化の影響で、世界中のサンゴが、危険な状態に直面している。
万座ビーチホテル&リゾートは、官民一体型のサンゴ再生プロジェクト「チーム美らサンゴ」の活動に、積極的に取り組んで いる。
▼リゾートの老舗 万座ビーチホテルの取り組み
沖縄本島ほぼ中央の西海岸に位置する恩納村。東シナ海に沈むオレンジ色の夕陽が美しい、県内屈指の人気エリアだ。
万座ビーチホテル&リゾートは、恩納村リゾートの老舗として、20年以上の長い歴史を持っている。国道に面したエントランスから正面ゲートを通り、約1キロのウエルカムロ ードを進む。
左手に美しく整備されたビーチがあり、その向こうに色鮮やかな海が広がる。対岸には国定公園・万座毛の雄大な景色が見える。
万座ビーチホテルは、ホテル独自でマリンプログラムを運営しており、海中展望船サブマリンJr.やジェットスキー、ドラゴンボートなど豊富なマリンプログラムを揃えている。
国内で唯一のマイアミ生まれの水中バイク「スクーバボブ」や、服を着たまま楽しめるベンチシートのパラセールもある。
一般的なリゾートホテルでは、契約しているショップが、マリンプログラムを代行するケースがほとんどだが、ここ万座は直営である。
各種マリンプログラムの中でもダイビ ングメニューを専門に担当するダイビングセンターでは、現在16名の専任スタッフが働いている。
その中で、チーフのサポート役をしているのが、今年28歳で、3児のパパでもある海江田さんだ。海江田さんは、サンゴ再生プロジェクト「チーム美らサンゴ」の活動にも、積極的に取り組んでいる。
▼図鑑を愛読書に育ち ダイビングの世界へ
海江田さんは、動物や昆虫や魚が大好きで、小さな頃から図鑑を愛読書に育った。小学校の読書感想文は、魚の図鑑を題材にした。
タツノオトシゴは、メスがオスのおなか の中に卵を産み付け、オスが卵を稚魚に育てる。その不思議な生態がおもしろく、タツノオトシゴについて感想文を書いた。
スポーツは、小さな頃からアイススケートをやっていた。中学2年になるとアイスホッケーを始め、やがて友達に教えるほどになると、人へ教えるよろこびに目覚めた。
進学説明会で、ダイビングの世界に魅かれ、ダイビングのインストラクターになる専門学校へ進学した。
1年目はリゾートスポーツ全般を学び、船舶関係の免許を取って、ダイ ビングやスキーやスノーボード、ゴルフやテニスを学んだ。2年目になると、興味ある科目を専門的に学んだ。在学中の研修で、本部町にあるダイビングショップで約1ヶ月間働いた。
近くのショップ・スタッフが海江田さんを気に入り、卒業前からその店で働くようになった。その店で約1年半の経験を積むと、フリーのダイビング・インストラクタ ーとして活動した。
やがて、フリーのインストラクター同士のつながりで、美ら海水族館の水槽清掃の仕事をするようになった。
1年間、水槽を相手に同じ仕事を続けると、人と接する仕事がしたくなった。同じ水槽清掃のスタッフに、元万座ビーチホテルのスタッフがいて、「万座はいいよ」と、海江田さんに紹介してくれた。
▼サンゴ再生プロジェクト「チーム美らサンゴ」
万座ビーチホテルのスタッフとなった海江田さんは、サンゴ再生プロジェクト「チーム美らサンゴ」の活動へ、積極的に取り組むようになった。
沖縄の海には、極彩色の魚や珍しい生き物がたくさん住んでいる。その魚や生き物達に、サンゴは住みかや隠れ場所を提供している。
生きているサンゴの中には、褐虫藻(かっちゅうそう)という藻の玉が入り、サンゴと一緒に生活している。しかし、海水の温度が上がると、共生できなくなった褐虫藻はサンゴの体から抜け出てしまう。
褐虫藻が光合成をして、栄養をサンゴに分け与えているため、褐虫藻がいなくなると、サンゴは栄養不足で死んでしまう。
褐虫藻が抜けたサンゴは、石灰質の白色となって、白化(はっか)と呼ばれる状態に陥る。そして、白化が長期に渡ると、サンゴは栄養不足で死んでしまう。
1998年に、世界的なサンゴの白化現象があり、恩納村の漁業協同組合は1999年から海人によるサンゴの養殖を開始した。そして、2003年から試験的に植え付けを始めている。
2004年には、サンゴの植え付け活動を通し、サンゴ礁の生態系の再生を応援するプロジェクト「チーム美らサンゴ」が発足した。
自然の生態系を、人間の手によって完璧に作り上げることは不可能でも、ひとりひとりの力で再生のきっかけを作ることはできる。
海江田さんをはじめ、万座ビーチホテルのスタッフたちは、一般ダイバーが参加できるサンゴ再生プログラムを、積極的にサポートし続けている。
▼このお仕事を目指す人たちへ
「インストラクターは、エンターテイナーの要素が強い仕事です。まず自分が楽しんで、自分がその仕事にやりがいを持って働いていることを、つねに意識してください。 自分が楽しそうにしていれば、お客様もその空気に包まれて、楽しくなると思います」
Information
万座ビーチホテル&リゾート
- 体験ダイビング 10,500円
- ツアーダイビング 8,800円~
- シーウォーク 8,400円
- スクーバボブ 10,500円
その他、キッズ体験ダイビング、離島ダイビング、ライセンス取得コースなど、様々なダイビングメニューがあります。
※一部メニューを除き、宿泊者割引あります。
住所/沖縄県国頭郡
恩納村字瀬良垣2260
電話/098-966-121
HP/www.anamanza.co.jp(ホテル)
www.manzadiving.jp(ダイビングセンター)




