
PROFILE
しょうこくぎ。
1973年生まれ。
中国・黒龍江省出身。1991年、東京国際マラソンで第2位。
黒龍江大学を卒業してから、沖縄国際大学へ編入し卒業。学生時代から寿司店、居酒屋、イタリア料理店、中華料理店で料理の修業を積む。
今年1月、漢謝園・安里店の店長に就任。。
肖さんが毎日3~4時間かけて皮から作る、漢謝園の餃子はホクホクしたうまみがいっぱい。
モチモチの柔らかな皮に包まれた餃子をほおばると、具のまわりから豚肉のジューシーな肉汁がこぼれだす。
肖さんが料理長となって生まれ変わった漢謝園に、本場の味を求め、多くの中国人が訪れる。
ランチバイキング800円。持ち帰りの弁当バイキング500円。
全メニューから選べるディナー食べ放題・飲み放題が3時間で男性2500円、女性2300円だ。
▼手作り餃子の漢謝園が生まれ変わった
今年の1月3日。国際通りのホテルロイヤルオリオン(旧ホテル西武オリオン)うしろにある餃子の専門店・漢謝園が新しくなった。
ホテル横の細い道を入ると、ホテルのまうしろだ。
広い駐車場の一角がゲタ履きの2階建てで、緑赤黄のテントでおおわれた階段をあがると、中国の真っ赤な装飾品が飾られた気さくな店内がある。
国際通りすぐ近くで、駐車場が店の下にある便利なつくりだ。毎日店で皮から作る、本場手作り餃子がウリだ。
広大な中国大陸では、料理の種類が地域別で4種類に分かれる。
北京料理と上海料理と四川料理と広東料理の4つだ。
餃子は北京料理の代表的なメニューのひとつ。
中国の北の地方では、大晦日や正月に、家族揃って必ず餃子を食べる。
日本のようにご飯のおかずとしてではなく、主食として餃子だけを食べる。肉厚の皮がご飯のかわりだ。
肖さんは本場の味を沖縄で味わってもらうため、毎夜9時から3~4時間かけて餃子を作っている。
まず皮の生地になる小麦粉を練りあわせることから始める。
小麦粉に温水を入れてよく混ぜる。よく練り上げた生地を棒状へ伸ばすと、ゴルフボール大の大きさに手でちぎっていく。
それをのし棒で伸ばし、円形の皮ができあがる。1枚1枚皮を伸ばし、毎日400個から800個の餃子を作る根気のいる作業だ。
本場の味を伝えるため、肖さんは毎夜心を込めて餃子を作る。
▼東京マラソンで2位の成績をおさめた!
肖さんは中国の最北部、ロシアと国境を接する黒龍江省で生まれた。
冬になると気温マイナス30度を記録する厳寒の地だ。
肖さんは小学生の頃から、運動会で走るのを先生に見込まれてマラソンを始めた。
黒龍江省のチームで練習したあと、北京の体育学校へ進学。
国のチームに所属し、1991年の東京国際マラソンで第2位の成績をおさめた。
そして、黒龍江大学を卒業すると、沖縄国際大学へ留学する奥様とともに留学することを決めた。
2000年6月に来沖。
照りつける太陽で空気が本当に熱いと感じた。
しかし、中国文化の影響が強い沖縄に、肖さんは心ひかれていった。
大学へ通いながら、日本料理の勉強をしようと、寿司店でアルバイトを始めた。
大学を卒業すると、首里の居酒屋でイタリア料理を学んだ。
昼は大里村にある中華バイキングの店で、日本人の好む中国料理の経験を積んだ。
料理の修業をかさね、次第に自分の店を持ちたいという意欲が高まっていった。
中国で育った頃からの付き合いで、同じ大学の同級生だった奥様との間に、ふたりの子供がいる。
故郷の黒龍江省で暮らす両親に子供を預け、肖さんは漢謝園・安里店の新料理長に就任した。
今年1月。店長兼料理長として、肖さんは長いレースのスタートをきった。
▼本場・中国スタイルの餃子の味
漢謝園の餃子は全部で5種類。本場中国で餃子は水餃子で食べる。
焼き餃子は日本独特の食べ方だ。具がたくさん入った日本の餃子と違い、中国で餃子の具はシンプルだ。
豚肉とニラの餃子は、豚肉とニラにショウガと長ネギだけ入れる。
白菜の餃子であれば白菜だけ入れる。野菜の餃子は、野菜の香りが一番大切だ。
具を何種類も混ぜると素材の味が分からなくなる。
医食同源の考えが強い中国では、食べ物に相性があるので、野菜の種類が多ければ良いとは考えない。
また、日本のように餃子の中へニンニクを入れることはない。
ニンニクはすりつぶすか細かく刻み、タレに混ぜて食べる。
「料理すべてシンプルな味付けです。塩胡椒に醤油で、余分な調味料を使わず、食材の味を引き出す料理を心がけています。
中国料理を作る時、火加減が一番大切です。
メニューは全部で70種類以上、餃子のほかにチャーハンや麻婆豆腐や八宝菜がよく出ます」
大きな8人掛けの円卓が2つ、約60名分のテーブル席が配置された店内に、本場の味を求める人達が訪れる。
近所の女性が、持ち帰りの餃子を求めにやってくる。手作り餃子が10個で500円は破格の値段だ。
テーブルに焼き立ての餃子が運ばれてきた。ぷっくりと肉厚でつややかな皮が、こんがりとキツネ色に焼かれている。
最初はタレをつけずに味わってみる。
モチモチした皮のうまみと、口の中に広がる県産豚肉の肉汁。ひとつふたつと箸がすすむ。
途中から、酢と醤油とラー油のタレをつけ、ひとつの餃子が、何通りもの味に変化していく。
肖さんが作るしあわせの餃子は、スタートをきったばかりだ。国際通りで餃子を食べるなら、漢謝園の手作り餃子が安心だ。
▼このお仕事を目指す人たちへ
「餃子の皮を作る練習に3ヶ月以上かかります。中国の餃子が美味しいのは、皮が一番のポイントです。店で持ち帰りもできますので、ぜひご利用ください」
Information
餃子専門店 漢謝園(安里店)
ランチバイキング(11:30~14:30)800円
弁当バイキング (11:30~14:30)500円
ディナー食べ放題・飲み放題(17:30~)
男性2,500円・女性2,300円(3時間)
ディナーは単品での注文もできます
※10名様以上プラス3,000円で北京ダック1羽、
5名様以上プラス1,500円で北京ダック半身が食べられます!
住/那覇市安里1-7-1(大平木工店駐車場2F)
TEL/098-861-7766





