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07年1月10日号
辺土名一美さん辺土名一美さん
エステティシャン
辺土名一美さん
【プロフィール】1972年生まれ。那覇出身。
キリスト教短期大学英語学科卒業。化粧品会社、養護学校の臨時職員を経て、エステティシャンに。専門学校のインストラクターや高級リゾートホテルのエステティシャンを務め、2006年9月にエステ&リラクゼーション「プルメリア」をオープンする。
反省はしているけど後悔はしていない。
目的意識を持って進むのみです。
ひと昔前までエステといえばセレブの代名詞だったが、今は気軽に利用できる身近なものになっている。そんなエステサロンをオープンしたのが辺土名一美さんである。
「美容室感覚で気軽に利用でき、都心にありながら、ほっと癒される時間と空間を提供したい」と那覇市小禄という住宅街を選んだという。エステサロンのオープンは念願だったが、自分の本当にやりたいことがエステだと気づくまでには時間がかかったという。
 小さい頃からの夢は自営業だったが、何かやりたいという目的もないままに高校卒業後は得意な英語を生かし、キリスト教短期大学へと進学。就職もあまり深く考えなかったという。短大生の頃から他人をきれいにするエステには興味があったが、当時はまだエステの認知度が低かったこともあり、化粧品会社に勤めることにした。
「お客さまのお手入れは楽しかったのですが、販売には向いていませんでした。目的意識も低いままに働きはじめたので、辞めることにも抵抗がなかったのかもしれません。1年ほどで辞めてしまいました」
 退職後は県の臨時職員として働きはじめた。3年ほど経ったとき、ずっとこのままでいいのだろうか自問自答。結婚後も続けられる仕事として教員になることを決めた。働きながらの勉強を開始。レポート提出などで睡眠時間が削られてきつかったが苦にはならなかった。こうして1年後、教員の資格を取得。那覇養護学校に臨時教員の空きがあり勤務することになった。
「養護学校には肢体不自由児や自閉症、ろうあ者、視覚障害者などさまざまな子どもたちがいて、ひとりひとりに合わせた指導が求められる大変な職場でしたが、毎日笑っていたような気がします。ひとつひとつの動作に時間がかかる子どもたちを相手にすることで待つことを覚え、指導しながら自分も成長させてもらった気がします」
 
 辺土名一美さんそんな養護学校の勤務も臨時でしかなかった。何度も採用試験を受けるも通らずもんもんとした日々を送る中、試験勉強に専念するために休職することにした。そんなとき祖母が他界した。この死が大きな転機になったという。
「祖母は悔いのない人生を送れたのだろうかとふと頭をよぎったんです。そのときハッとしました。そういう自分は悔いのない人生を送っているのだろうかと。自分にはもっとやりたいことがあるのではと考えるようになりました」
 そんなときある雑誌に目が止った。誌面の中でエステサロンを開業している同年代の女性がキラキラと輝いていた。
「私がやりたいのはこれだ!」と一美さんの直感が働いた。
 すぐにエステスクールに入学し、ひとまわりも違う同級生の中で、「独立開業」を宣言して技術の習得に努めた。そんな一美さんの前向きな姿勢が認められ、卒業後はスクールのインストラクターに抜てきされた。
「教えるために3倍勉強したことで、知識を身につけることができました。でも目指すのは自営業。開業するためにはサービスも学ばないといけないと思っていたとき、リゾートホテルのエステルームの求人があり、就職することにしました」
 2、3年修業するつもりだった。しかし「開業するなら早い方がいい」という父親の言葉に背中を押され、予定より2年ほど早く開業準備に入った。
「失敗するにしても若い方がやり直しがきくと思いました。物件探しには難航しましたが、独立するという目的をもっていたので諦めることなく探し続けることができました。目的があるとスピードは早まりますね」
 こうして退職後、半年後には「プルメリア」をオープン。開業したという興奮覚めやらない1カ月目、経営に気を配りはじめた2カ月目、そしてどうにかなるさの開き直りの3カ月目と、密度の濃い時間があっという間に過ぎた。
「自営業もエステも私の原点だったんです。早いうちに目的を持っていれば、もっともっと成長していたかもしれないと思う反面、私にはこの時間が必要だったと思います。反省はしているけど、後悔はしていません」
 ほんわかとした印象の中にも強さをキラリとのぞかせる一美さんだった。
辺土名一美さんのターニング・ポイント・マップ
1991年 18歳 キリスト教短期大学英語学科入学
1993年 20歳 化粧品会社に入社。個人店に派遣され化粧品の販売をしながら、お客さまへのお手入れに興味を持ち出す
1995年 22歳 退職。県の臨時職員として働きはじめる
1997年 24歳 結婚後も続けられる仕事として教員免許を取ることに。働きながら猛勉強の日々を送る
1998年 25歳 教員免許を取得。養護学校の臨時教員として勤めることになる
2004年 31歳 採用試験に挑戦するも通らず。試験勉強に専念するために休職する
2004年 31歳 祖母の死をきっかけに、悔いのない人生を送ることを考えはじめ、エステティシャンとして開業することを決心。エステスクールに通う
2005年 32歳 リゾートホテルにエステティシャンとして勤める
2006年 34歳 開業準備のために退職。9月にエステ&リラクゼーション「プルメリア」をオープン。独立開業の目的を達成させる
辺土名一美さんより転職を考えている方へ
「高校生のときは目的を持っていなかったため、あれもこれも迷っていました。今にして思えば、早いうちに目的を持っていれば、より高い意識でステップアップができたと思います。そんな経験から目的を持つことの必要性を実感しています。
  いろいろな仕事に就くことは貴重な体験であり経験にもなります。一方で同じ仕事をずっと続けることでスキルアップが図れ、専門性も高くなります。ひとつのことを突き詰めるか、いろいろな業種を経験するかは個人の価値観の違いかもしれません。そこに目的意識があれば成長度合のスピードも早まると思います。」
お仕事紹介
エステ&リラクゼーション「プルメリア」は、完全予約制の女性専用エステサロンです。リフレッシュフェイスから毛穴洗浄、アロマフルボディなど、目的、時間、方法などさまざまなメニューのトリートメントが受けられます。なかでも沖縄ではめずらしいモンテセラピーフェイスはおすすめ。モンテセラピーフェイスは、パワーストーンのエネルギーにより、筋肉・骨格のゆがみを矯正し、崩れたフェイスラインをリフティングさせる方法で、トリートメント後は顔のたるみが整えられ、小顔効果もあると好評です。 エステ&リラクゼーション「プルメリア」
エステ&リラクゼーション「プルメリア」
那覇市小禄1-30-1 301号 
098-857-5981
営業時間/10:00〜20:00
休日/月曜日

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