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08年5月24日号

宮里斉さん
シーエスカンパニー
宮里斉さん
【プロフィール】   1969年生まれ。うるま市出身。専門学校卒業後、コンピュータ関連会社で10年間経験を積み、独立。パソコンのハードからソフトまで、あらゆる問題の解決屋として、個人から企業まで顧客を持ち、沖縄本島を東奔西走中。
今まさに、折り返し地点。
これからどう走り抜けるかが課題です。
 浦添市にある人材育成センターの(株)エムエスアイは、経理から顧客管理、プレゼンテーション資料作成、インターネットまで、フルにパソコンを活用している。そんなパソコンの保守やソフト指導、管理ソフトの開発などを、アウトソーシングとして一手に引き受けているのが、シーエスカンパニーの宮里斉さんだ。
  取材の日も「エムエスアイさんにいます」とのこと。出向くと、何やら奥から掃除機の音が。取材の主役である宮里さんが、パソコン本体のカバーをはずし、掃除機でほこりを吸い取っているところだった。「こんなところを見られたら、掃除屋さんだと思われてしまいますね」と照れながら出迎えてくれた。半ば冗談のような光景だが、「これも仕事のひとつです」と宮里さんは誇らし気だ。
  パソコンがスムーズに動いているときは何の問題もないのだが、いざトラブルが発生すると、専門性を要するだけに素人の手に負えない。そんなとき助っ人として駆け付けてくれるのが宮里さんだ。大手のコンピュータ会社やパソコン販売店などでは手の届かない、隙間を狙った仕事にも思えるが、本人は「成りゆきですよ」と気負いがない。
  子どもの頃は、大工の棟梁をしていた父親に憧れ、将来は建築士になろうと思っていたこともあったという。「でも不器用なので断念した」宮里さんが次に出会ったのがコンピュータ。中学校所有のワープロで、先生の資料づくりの入力を手伝ったりしながら、コンピュータに触れていた。高校ではパソコンクラブに入り、ゲームのプログラミングなどを楽しみ、数少ないパソコン雑誌を見ながら、独学で勉強。その流れの中で迷わずコンピュータ系専門学校へと進学。「好きなこと、楽しいことを続けているうちに進むべき道が開かれていった」と当時を振り返る。
宮里斉さん01  卒業後は、県内のコンピュータ関連会社に就職。一年目は、先輩に教えられながら仕事を覚え、その後は医療関係のシステムのプログラミング作成などで経験を積んだ。5年目に入るとウィンドウズが出回り、ソフトの使い方指導という新たな分野も加わり、企業から個人へと顧客の幅も広がっていった。日々進化するコンピュータ業界に身を置いて10年目。29歳のときに、ひとつの転機が訪れる。
「会社の雲行きがあやしくなってきたんです。一人辞め、二人抜けで、とうとう自分だけが残りました。コンピュータの仕事は好きだったので、続けたかったのですが、どのような形で続けるのか、しばらく考えて出した結論は独立でした。30歳を前にして、(独立は)今しかない。遅くなるほど、踏み出せないと思い、結婚を機に独立しました」
  今から10年前のこと。まだこの業界での「フリーランス」は珍しく、スタートから3カ月は厳しい状態も続いたが、数少ない客に手を抜かないサービスが受けて、紹介から紹介へとつながり、半年後には続けられる自信がついたという。以来、インターネットの普及など、目まぐるしくコンピュータ業界に追われる日々が続いているが、「お客さまの成長が私の喜び」という理念は独立当初と変わっていない。
  約8年の付き合いになるという70代後半の顧客のひとりは、当初、パソコンの電源の入れ方も分からなかったというが、今ではネット通販を楽しむハードユーザーに成長。週一回の宮里さんの訪問を楽しみにしているという。
  フリーランスの仕事は、「自由だけど、自由ではない」という宮里さんが、もっとも気を付けていることは、時間管理と健康管理。場所を選ばずに仕事ができる集中力で時間を有効に使い、趣味のランニングで健康づくりに励んでいる。
「30代半ば頃、風邪をひくと治りづらくなり体力の衰えを感じました。そこで健康づくりとして、学生時代陸上部だった経験を生かし、マラソンを始めました。今ではマラソンを通して仲間も増え、ネットワークづくりにも繋がっています」宮里斉さん02
  フリーランスとしての仕事スタイルを確立している宮里さんだが、現在は「10年後も同じスタイルで仕事を続けられるか」模索中だという。マラソンに例えれば、ちょうど折り返し地点に差し掛かったところ。復路をどう走り抜けるか、新たなターニングポイントは、始まったばかりだ。
──宮里斉さんのターニング・ポイント・マップ──
1988年 18歳 コンピュータ関連の専門学校に入学
1990年 20歳 県内のコンピュータ関連会社に入社。医療関係のシステム開発のプログラミングを担当する
1995年 25歳 ウィンドウズが出回り、顧客に個人が加わる。ワードやエクセルなどのソフト指導を始める
1998年 28歳 勤めている会社の経営が危なくなり、将来を考え始める
1999年 29歳 結婚。独立し「シーエスカンパニー」を主宰。企業や個人のパソコン保守、ソフト指導などを始める
TURNINGPOINT!
2004年 35歳 30代を半ばにして体力の衰えを感じ、健康管理の一環として、学生時代陸上部だった経験を生かし、マラソンを始める
■宮里斉さんよりメッセージ

 フリーランスの仕事は、組織と異なり、同僚や上司もいません。それだけに仲間づくりは財産のひとつです。自分だけで解決できないことは、ネットワークを生かし、それぞれ専門の仲間にお願いすることも少なくありません。助けたり、助けられたり、周りとのつながりは大切です。このため時間が許す限り、交流の場には顔を出すようにしています。営業も顧客管理も事務もすべてひとりでこなさないといけないため、時間の有効活用もフリーランスの武器のひとつ。カフェや車の中、そしてアウトドアもオフィスに早変わり。どこでもすぐ仕事モードに入れる集中力が必要です。

お仕事紹介

シーエスカンパニー
090-3796-2379
http://blog.livedoor.jp/miyachi55

「パソコンの電源の入れ方が分からない」「パソコンが動かなくなった」「メールをやってみたいけど方法が分からない」など、さまざまなパソコンの問題を解決、指導してくれるのがシーエスカンパニーです。お客さま自身も気づいていない問題を、何気ない会話の中からピックアップし、さまざまな情報やツールを提供するなど、かゆいところに手の届くサービスをモットーにしています。各アプリケーションソフト、便利なフリーソフト、デジカメ、スキャナーなどのハード関連の操作方法を会社や自宅へ訪問して指導してくれます。ファイルメーカーPro使用による顧客管理や履歴管理などプログラム開発も行っています。

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