
ルネッサンス・パレス 三井啓子さん
1963年生まれ。富山県出身。
看護師、ホリスティックコンサルタント。2004年沖縄移住。2006年春、心と身体の癒しサロン「ルネッサンス・パレス」オープン。アロマセラピー、クリスタルを用いたヒーリングセッションを行う。
心と身体の癒しサロン「ルネッサンス・パレス」で、アロマセラピー、クリスタルヒーリング、ハンドヒーリングなどのヒーリングセッションを行っている三井啓子さん。
癒しの原点は、1歳のときに負った火傷だという。左足に残ったケロイド状のひきつれは、成長期の皮膚の伸びとともに痛みを伴った。
病院に通うことも多く、痛みで眠れぬ夜は、お母さんのやわらかい手が痛みを鎮めてくれた。「痛みへの癒し」を身を持って経験してきた三井さんにとって、将来の職業が看護師に結びつくのは容易だった。
看護師は、厳しく、しかも命に携わる職業。「苦労をさせたくない」と娘の将来を案じ、反対する両親を振りきり、高校の衛生看護科から専門学校を経て、20歳のとき正看護師になった。
患者とのふれあいは楽しく、定年まで勤めるつもりだったという。
内科を皮きりに産婦人科、外科などすべての科を経験し15年が経った。その間に結婚し、3人の子どもを授かった。
ときには病気の我が子を置いて患者の看護をする自分に矛盾を感じ、子育てのために辞めようと思ったこともあったが、ご主人の協力を得て何とか続けることができたという。
そして16年目。大きな転機が訪れた。外科病棟でがん患者の看護にあたることになったのだ。
「吐き気や痛みをやわらげるために看護師として何かできないだろうかと思っていたときに、アロマセラピーに出会いました。
オムツ交換のときや痛みから眠れない患者さんにアロマケアを行ったところ痛みが軽減されたり、吐き気が治まったり、気が紛れると喜ばれました。
最期のときを安らかに送ってあげたいと願っていたので、アロマをもっと探究したいと欲が出てきました」
通信教育やイギリス留学などを経て、本格的にアロマの勉強を始めた三井さん。
イギリスのホスピスでは、アロマによる補完療法に感銘を受け、日本で実践したいという使命を持つようになり、病院を退職。「アロマケア科」を新設するという介護老人保健施設へ転職した。
しかし、「アロマはエステのひとつ」だと周りからの理解が得られず、新たな取り組みは進まず、入社一年間は、看護師の指導や管理に追われてしまう。
そんなときスピリチュアルアロマセラピーの研究者と出会い、共同でアロママッサージと免疫力アップの関係を研究しながら、メディカルアロマセラピーの確立をめざすことになる。
「私が漠然と考えていることが、数値という明確な結果で表せたことで、アロマケアを認めてもらうチャンスになりました」 アロマセラピストとして外部講師に招かれる機会も多くなった。
さらに自律神経の乱れやうつ病に悩む人にマッサージを行っていく中で、過去に遡るカウンセリングに興味を持つようになった。しかし、自らの夢を追い掛けるのに夢中で、家庭を振り返ることができず離婚に至ってしまう。
「他人をケアするばかりで、自分が見えていませんでした。離婚をきっかけに自分を見つめ直すための旅が始まりました。しかし、自由の身になったにも関わらず、癒されない。心ここにあらずの日々が続きました」
そんな三井さんを癒してくれたのが、沖縄という地だったという。
過去世療法を習得するため沖縄を訪れていた三井さんは、真っ青な空と海に心が解放されていくのを感じ、「沖縄に移住しよう」と決めた。
移住した当初は、看護師として外来勤務しながら生活設計を支え、ヒーリングスクールを卒業。
2006年春には、沖縄市に引っ越し、念願のアロマヒーリングサロン「ルネッサンス・パレス」をオープンした。
沖縄に来てからは、心がほどけていくのを感じた。それまで封印し続けていた親との葛藤も整理でき、心が自由になり、癒されている自分が居た。
「ずっと走り続けてばかりで休息していなかったんです。30代は使命感だけで、思いのままに動けたけど、40代は肉体のメンテナンスが大切。
夢や思いを実現するための肉体の必要性を感じています。そして、身近な人の応援と支え、協力あっての今を実感しています。本当の意味での癒しができるようになりました」
心がほどけた三井さんの手は、赤ちゃんのようにぷっくりとし、日常の慌ただしさをリセットしに来る人にとって天使の羽のように気持ちを軽くさせてくれる。
これからも三井さんの「癒し」の探究は続くのだろう。
▼三井啓子さんのターニング・ポイント・マップ
【1983年 20歳】
総合病院に看護師として勤める
【1999年 36歳】
外科病棟でがん疾患によるさまざまな症状に対して、アロマケアを実践する
【2000年 37歳】
病院を退職後、医療法人ホスピーにてアロマケア科科長に就任
【2001年 38歳】
伊藤あづさ氏に出会い、アロマ研究機構にてメディカルアロマセラピーの確立を目指す
【2002年 39歳】
離婚。自分探しの旅が始まる
【2004年 41歳】
沖縄に移住。看護師として外来勤務しながら、ヒーリングスクール卒業
【2006年 43歳】
アロマヒーリングサロン「ルネッサンス・パレス」オープン
▼三井啓子さんよりメッセージ
夢は絶対叶うもの。あきらめないでください。両親や友人、知人など周りが反対しても、選ぶのは自分自身。
自分らしく、楽しめることを選んでください。そのためにはいろいろなことを経験することが大切です。
「出会う人はメッセンジャー」であり、「自分を転ばせてくれる人は成長を促してくれる人」だと思い、出会いを大切にしてください。
お金や時間がないと言い訳を考えずに、まずは挑戦してみること。何とかなるものです。
あきらめてしまったら、すべてがストップしてしまいます。信念と情熱を持ってやり遂げてください。ただときには休息も必要です。休息と仕事のメリハリを持つことも大切です。
▼お仕事紹介
心と身体の癒しサロン
ルネッサンス・パレス
住所=沖縄市美里1440-1・A
電話=098-934-8186
ルネッサンス・パレスは、スピリチュアルアロマ、クリスタル、カラーセラピー、ヒーリング、トリートメントなどホリスティックセラピーとセラピスト育成を行っています。
ホリスティックセラピーは、今抱えている悩みや問題の浄化と癒しのエネルギーワークを行うセッションをはじめ、疲労・ストレス・身体の不調をケアするホリスティックトリートメントなど4つのメニューが用意されています。
セラピスト育成は、個別レッスンを基本として、ホリスティックセラピスト、アロマコーディネーターなどを養成し、独立開業のためのサポート及びアドバイスも行っています。





