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沖縄で横につながろう、フラットな暮らし方!「コスモ☆ストーリー保育園」編

宇宙をイメージして、子どもたちの可能性をとことん信頼して保育をすることで子どもたちの無限性、多様性を広げることを掲げる「コスモ☆ストーリー保育園」! 静かな環境の中、広い園内には砂場、滑り台、芝生の丘などがあり、こどもたちが楽しく遊んでいます。

園内エントランスの高い天井は一歩入ると解放感に溢れ、光と風がいっぱい入ってくる憩いの場。読み聞かせを重視し、絵本などの読書コーナーも充実しています。特にエントランスホールに下がった大きなネット遊具が楽しそう! この中で子供たちは遊ぶことができるのです。下から見上げると、こどもたちの楽しそうな表情がよくわかります!

今回はこちらの先生! 天願 順優(てんがん じゅんゆう)主任にインタビュー! 保育士の先生が普段こどもたちに「教育のプロとしてどのように接しているのか?」をききました。天願先生は、新聞紙上に“保育士の地位向上についての提案”も寄稿されるなど、注目を集めている方です!

天願様が保育士になるきっかけになったのは?

学生の時に保育園でのボランティア活動がありました。参加して子供たちといっしょに遊んでいたのですが、いつもだったらセミの抜け殻を見ても、特に関心もなくそのまま通りすぎていたんですが、子供にとってはこれがすごい魅力的なものだということを知ったんです。

自分たち大人が忘れている、大切なものを教えてくれてるんじゃないか?と言うことに気づいて、子どもたち、また保育の場ってすごく魅力的だなと思いました。

保育の場が魅力的だったんですね!

はい、小学校と中学校とはまた違う、保育園ならではの魅力があるんです。小学校の場合だと、学校生活に「目当て」というものがありますよね。「今日はこれを学ぶからこれを準備しましょう」というように、目的が初めから決まっていて一斉授業が中心です。

保育園の場合には「今、こどもたちが何に興味・関心を持っているのか」を見つめながら先生の願いを織りなしていきます。例えば、セミの抜け殻で見つめているときに「これってなんだろうね。生きてるのかなあ」と子供たちが感覚的に得ていることに寄り添いながら、セミの生態について一緒にいろいろ感じたり、触ってみようとかというふうに、「今」に寄り添っていくんです。

寄り添い対話やプロセスを楽しみながら、好奇心や探究心につながるようなきっかけを作っていくと言う事ですね。

子供たちにこうするとすごい盛り上がるだろうなと思って先生が誘導したり環境を作ったことが、全然ヒットしないこともありますよ(^.^)でも、ここには子供なりの違う興味・関心があるんだなって言う気づきがあり、同僚の先生とシェアしたり模索しながら様々なアプローチやプロセスを楽しめるんです。

保育園の先生だからできる、子どもたちへのアプローチがあるんですね!

こちらの保育園では、子どもたちの主体的な普段の遊びや活動を通して学んだことなどを、父兄のみなさんに掲示板で張り出して伝えるようにしています。

例えば、当保育園のフロアのエントランスの天井に、ネット遊具を取り付けていますね。この中で子供たちは遊ぶことができるのですが、どういう行動が見られ、どういう行動につながっているのかを園で観察し、分類・研究などを行っています。子供たちの動きには35ものパターンがありました。

さらにそれを4つに分類をして、平行感覚とか上下運動など、0歳から5歳までの動きをまとめました。この研究発表は、「第70回大会 日本保育学会」という大きな学会で今年発表してきました。この学会は全国各地からいろんな先生方が集う研究発表の場。現場での様々な最新の研究が聞け、大変勉強になります。

集めた情報を保育園に持ち帰って先生方に共有して、自分たちの保育につなげています。

保育園の先生方は、そういう専門的な教育知識を持ち、また研究・更新していくのですね!教育者・研究者のプロであるということをもっと詳しく知りたいです!

保育士の専門性をどう位置づけて、また認知してもらうかはとても大事です。

例えば欧米では、実証ある研究データをもとに乳幼児期の学習に投資すると子供たちが将来活躍し、ひいては財政投資的にプラスになるという認識が広がって乳幼児期にかける予算もアップしています。それぐらい乳幼児期の環境の専門性は求められてきています。

乳幼児期って短いですよね。親御さんも忙しいですし、家庭でできるケアの時間や内容は限られていると思います。ですので、専門職である保育士の役割は重要です。

言葉の語彙力についての調査した欧米の研究があります。

語彙力を3段階に分けて家庭調査をしているんですけれども、ある社会的な3段階の世帯層について、1番上の段階層の言葉かけと、1番下の階層の言葉とは、年間の累積数が数万語も違うというのです。そうすると、0歳から3歳の間だけでも語彙の獲得数が2倍以上のひらきが出てしまうのです。3歳でここまで格差がついてしまうので、この間に保育士の先生がどう語彙力をつけさせるのかが大事です。

そしてこれがフラッシュカードではなくて普段のさりげない生活や遊びの中で言葉を添えて広げたり多様な語彙に言い換えてあげる、そういう視野を持っていることがすごく重要ではないかなと思っています。

保育の先生方が、このように養護と教育のプロであることを、社会のわたしたちがもっと知る必要がありますね。そしてもっと先生方に気軽に教育について質問などしてもいいのかなって思いました!(^^)/

はい。絵本の読み聞かせは言葉を覚えるために効果的と言われています。読み聞かせは当園でも最重要事項にしています。

また、小学校の文字の書き方の指導を考えた時に、膝の動き、手首の動き、固定された指の腹などの運動がきちんと合わさって、初めて文字が書けるんです。その0歳からの発達のプロセスをしっかりおさえたうえで文字を書く基礎を培っています。

保育園とは単に今を楽しむだけではなく未来に向けての「基礎」であるということを保育士の先生は意識しながら専門的に保育していることを広く知っていただきたいですね。

今の時代、乳幼児期の子どもの育ちを全てお家で保障するのは難しいと思うので、少しでも家庭と園とで子どもの育ちを共有していくことが大事です。

お子さん、親御さん、先生の輪は大事です。当園でもドキュメンテーションを作成したりビデオ上映懇談会などを開くなど、共有の機会を大切にしていますよ!